東京湾納涼船２

船底に戻りまた飲み、食い、話しに精を出している間に、船は羽田沖をぐるっと回って
いつの間にか竹芝桟橋に戻って来たようである。

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ところがいつまでたっても下船が始まらない。
そのうちに放送で、航行中に傷害事件が発生して、男の乗客は足止めされている事が判明。




近くの船は海上保安庁の巡視艇だろうか。
犯人が泳いで逃げるたり、証拠品を海に捨てたりするのを見張っているのか。




しかたなく夜景を見ながら過ごす。




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東京スカイツリーが見えている。

その後、警察官が両脇に大勢並んだ中を一人ずつ下船し、所持品の検査をされてから解放された。
結局、航行時間より下船を待っている時間の方が長く、かろうじて終電に間に合ったのであった。
得難い体験ではあったが．．．