6月、網代2

朝日山公園近くまで来ると、長谷寺への道標があったので寄り道してみる。
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竹林の奥、しんとした境内。
昔から谷の奥、深い森の中では、年ごとの落ち葉が厚く積り湿った腐葉土となって、
そこに茸などの菌類が繁茂して分解を繰り返している。
そのような場所は死と再生の場所として神聖視され、寺はそんな場所を選んで建立されたのではなかろうか。
雨の湿った香りと共に、地中に広がっているであろう菌糸の匂いを嗅いだ気がする。

観音堂は割合に新しい建物のようだ。
本尊は奈良時代の僧行基が、同じ木から3体の観音を彫り、それが大和と鎌倉とここ網代に安置されたものだと。

狛犬は古い時代のもので、台座には「寛延三年九月」と刻まれているので、1750年に作成されたようだ。
手前が吽(うん)で、向こうに阿(あ)。

阿形は獅子だと云われているが、う~ん? なかなかユーモラスな顔立ち。

外れに小さな灯台が建っている。
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朝日山公園近くまで来ると、長谷寺への道標があったので寄り道してみる。