きのこ山書房日記

写真で綴る旅・散歩・酒・自然観察の日々

尾瀬と別れる

朝もやの燧ガ岳

朝もやの燧ガ岳。今日は晴れそうな空模様である。


・・・

朝の大江湿原

今日も朝食前に、大江湿原の散歩に行く。


タムラソウ

タムラソウ。アザミに似て棘が無い。


長蔵小屋

何時も変わらない朝の長蔵小屋。毎日の風呂と食事でお世話になった。


ニッコウキスゲ

今年はニッコウキスゲの花が極端に少ない。
昔は大江湿原を一面黄色く染めていたのだが...尾瀬ケ原も同じような状況だという。
遅霜の影響だという話だが、それだけの問題だろうか?
人間の生活が、自然を大きく変えていく一つの例かもしれない。


鹿のヌタ場

大江湿原にも鹿のヌタ場(泥浴びをする場所)が有った。
鹿が尾瀬に侵入してきて、植物を食べ荒らす問題も深刻である。
尾瀬ケ原ではヌタ場がかなり見られるそうだ。
鹿を叱ってくれ、などと言っている場合ではない。このままだと、尾瀬の湿原は壊滅するだろう。
尾瀬は国立公園特別保護地区なので、鹿を殺したり捕獲したりすることが一切できない。
尾瀬に入る前に阻止しないといけないのだが、それは非常に困難なようだ。
日光の鹿による惨状を目にするにつけ、早急に柔軟な対策が必要だと思う。


沼山峠

沼山峠の展望台で、尾瀬に別れを告げる。
沼山峠は焼山峠とも呼ばれ、山火事で木が焼けたそうで以前は展望が良かった。
木が大きくなるにつれ、大江湿原の視界が狭められ、かろうじて沼が見える。

☆花や虫の写真は こちら からどうぞ。


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コメント

尾瀬の景色、きのこ山さんのおかげで堪能しましたヽ(^o^)丿
花や虫も季節便りの方で堪能しました(*^^)v

昔と違ってニッコウキスゲがすごく少なくなっているのですね・・。
本当に早く柔軟な対策がいりますね。

堪能していただけると嬉しいです。
もう少し続きますので、よろしければお付き合いください。 (^_^)ゞ
ニッコウキスゲのほか、キンコウカ、ワタスゲなども少ない気がしました。
尾瀬が変わってしまうと、寂しいですね。

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