開成町あじさい散歩1

白山神社の「文京あじさいまつり」の次は神奈川県開成町の「開成町あじさいまつり」。
ということで、小田急線で開成駅に。
小雨が降っているが、まあ紫陽花だからそれも良いかな。
・・・

駅前に昔のロマンスカーが展示されている。

東に少し行くと、広々とした酒匂川(さかわがわ)に出る。
「酒匂川」とはどういう謂われがあるのかわからないが、何にせよ良い名前。

のんびりした流れ。

堤防の上に水神。

草に埋もれた石仏たち。
この辺りが後で出てくる「霞堤」の二重堤防なのだと思う。

堤防の外側には水田が広がる。

その先に小田急線。

北側には丹沢山塊から派生している山並み。

この辺りの堤防は「九十間堤防」と言われ、不連続な堤防を二重に連ねる「霞堤」という工法で造られているそうである。
堤防上には当時の堤防工事の技法が再現展示されている。
これは「木工沈床」という根固工の一種で、護岸の前面に設置して洪水による浸食を防ぐ為のもの。

これは「聖牛」といわれ、川の中に設置し洪水をコントロールする水制の一種だそうである。
武田信玄が創案したのだとか。

これは「釜段工」といい、洪水で川の水位が上がり堤防内に漏水が発生した時に、
土砂が流出して破堤するのを防ぐための工法だそうである。
漏水箇所の周りを土嚢で囲い、水を貯え、その水圧によって水の噴出を防ぐのだという。
昔から大災害を引き起こす洪水を、何とか制御しようとしてきたという歴史の一端が窺われる。

ほどなく開成水辺スポーツ公園に。

紫陽花が咲いている。
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