梅雨入りの頃の花

梅雨入りの頃、里山の花から。
ハナミョウガの蕾。
・・・

ハナミョウガの花は個性的だ。
その種子から伊豆縮砂という漢方薬が採れるとのこと。

ナルコユリの蕾。

ナルコユリの名前の由来は、鳴子百合で、鳴子とは田圃でスズメなどを追い払う為に、縄に竹筒や拍子木をいくつかぶら下げたもの。
ちなみにナルコユリの根からも黄精という漢方薬が採れるそうだ。

ウツボグサは、靭草で、靭(ウツボ)とは矢を入れる細長い筒のことだそうだ。成程。
ウツボグサも夏枯草(カコソウ)とよばれ、やはり漢方薬のようだ。
なんだかそこらじゅうの野草が漢方薬になるようである。

コモチマンネングサは立派な花を沢山つけるが、種子は全くできないそうだ。
そのかわりムカゴで増えるので、大きなクローン集団を形成するようだ。
クローン集団内では遺伝子の違いがみられないので、進化する可能性を放棄した、ということか。

モントブレチアの蕾。
モントブレチアはヒメヒオウギズイセンとも言い、明治時代の中頃に日本に入ってきた園芸品種だそうである。
今ではそこここで野生化している。
ちなみに、ヒオウギズイセンはグラジオラスに似たワトソニアのことだそうだ。同じ仲間だが。
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